南関町 「古小代の里公園」の梅

2008年 2月13日   南関町 「古小代の里公園」の梅
 県指定文化財の小代焼古窯跡を中心に整備された公園で、周辺には150本の梅が植栽されています。紅梅は咲いていたものの入り口付近の梅は蕾の状態でした。「なんかん古小代の里 陶器・梅まつり」が3月8日~9日に開催されます。花の見頃時期と合えばよいですね。



瀬上窯跡裏の梅
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「古小代の里公園」前の梅
 まだ蕾の状態で2月末以降が見頃ではないでしょうか。
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「古小代の里」には2つの古登り窯跡が残されています。現地の説明を掲載しておきます。
瀬上窯跡
 『小代焼瀬上窯は、江戸時代後期、産業振興を図る肥後藩の政策に沿って、生産が減少していた小代焼を増産させ、他国産の陶磁器の流入に対抗すべく、当時の南関手永御山支配役瀬上林右衛門が自ら窯元となって築窯した殖産窯です。多くの細工人(陶工)を雇い入れ、多種多様な陶器類を大量に生産し、それらは小代焼や五徳焼の商品名で販売されました。このころが、小代焼の歴史においてもっとも盛んな時代となりました。平成元年の発掘調査で、陶土の水漉し場の跡や、ろくろ場の跡が見つかり、さらに窯が増築されていることもわかりました。このように窯全体のみならず、付属する工房跡まではっきり確認できたのは、全国的にも他に例を見ない、唯一の生産遺跡であり、近世窯業史上きわめて貴重な文化財であります。』
 所在地:  南関町大字宮尾字下山田477-2    窯全長: 25.3m(石垣を含めると30.4m)
 築窯年代: 天保7年(1836年)             窯幅 :  胴木間で3m、8房で6m
 形式:    連房式登り窯                 標高 :  胴木間の火床において85.5m
 焼成室:  9室(最上室は素焼き用) 
陶土の水漉し場跡
 『瓶焼川の上流約50mのところから、土管を埋設して水を引き、石で囲った水槽に溜めていました。水漏れ防止のための工夫はされていませんが、水槽としての役目は十分果たしていたのでしょう。土漉しのことを水簸(すいひ)といいますが、これは水の力を利用して小石や砂粒を除き、目の細かい粘土だけを集める方法です。外槽(そとふね)は石やレンガを漆喰で塗り込め、中槽(なかふね)は板で四角い箱を作って埋めたものでした。この水簸槽と構造の同じものが、今でも現役で使われている窯場が大分県には残っています。』
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ろくろ場跡
 『昔の蹴轆轤(けろくろ)は、地面に穴を掘ってすえられており、車壺(くるまつぼ)と呼ばれていました。粘土をのせる回転板が土間とほぼ同じ高さになるよう作られていたのです。これは大物を作ったときに大変便利で、重い品物も横へずらせば、楽にろくろからおろせます。瀬上窯跡では車壷が8基並んで出土しました。大量生産が行われていたことがうかがえます。車壷の発掘は全国でもはじめての例です。』
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瀬上窯跡
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瓶焼窯跡
 『小代焼は寛永9年(1632年)細川氏の肥後入国に従ってこの地に移り住み、登り窯を築いた牝小路家の祖源七と葛城家の祖八左衛門によって始められました。両家は代々肥後藩の御用焼物師を拝命し、作陶に従事しました。現在の窯は、それ以前の窯が大破したことにより、明和6年に改築されたもので、その後使用するたびに修理の手が加えられたことは十分考えられますが基本的には、築窯当時の古い様式を色濃く残しています。
 尚、初代の窯は、昭和46年、青山学院大学教授三上次男氏、熊本大学教授松本雅明氏の調査で、現在の瓶焼窯跡の下層にその痕跡が検出されました。それはやや小型の5室の登り窯で、傾斜はより急であったようです。小代焼は古来より肥後を代表する焼物であり、素朴にして高雅な「わび」の精神に叶う名陶であります。この日本有数の陶器を生んだ瓶焼窯跡は、南関町のみならず熊本県にとっても極めて貴重な文化財といえましょう。』
 所在地:  南関町大字宮尾字東山田529       焼成室:  6室
 築窯年代: 嘉永9年(1632年)             窯全長: 16.8m
 改築年代: 明和6年(1769年)             窯幅 :  胴木間で2.8m、5房で5m
 形式:    連房式登り窯                 標高 :  胴木間の床面において114m

瓶焼窯跡
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瓶焼窯跡に上って行く途中の梅
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場 所


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